3日続いたらほめてください。

自閉症スペクトラム持ちのアラサー女が日々思ったことを書き綴ります。

発達障害者/定型発達者に歩み寄ろうとする人へ

それ、やめといたほうがいいんじゃないかな……

てか、無理に分かり合う必要ってある?歩み寄るよりは適度に距離おいたほうが平和じゃない?そりゃ寂しいけども。

  残念ながら、一方がどれだけ頑張っても理解し合える見込みのない人間はわりと存在するし。個人的には話が通じる人間のほうが案外少ないんじゃね?とさえ思っている。

 

  • 「自分が絶対正義モード」の人間には、譲歩も妥協も通じない

彼らは歩み寄りができないのではなく、しない。意地になっているわけではない。自分こそが正しく、正しい自分が労力を使う理由がないと考えているだけだ。だから、こちらがどんなに譲歩しても妥協しても、そもそも相手は歩み寄りとは受け取らない。自分が正しいんだから、間違ってるほうが変わるのは当然だとしか思わない。それどころか、あなたが誠実に接しようとすればするほど怒りと嫌悪で返してくる。そして、あなたがいかに間違っており、問題のある人間で、矯正の必要があるかということを、もっともらしい言葉を並べ立ててこれでもかと説いてくる。こわいこわい。

こういう手合いとまともに相手をし続けるとろくなことはない。振り回されて心を病んでしまうか、あるいは相手が心を病んで「お前のせいで病気になった」と悪者にされてしまうことだってありえる。悪いことは言わない。逃げとけ逃げとけ。恥でもなんでもないから。 

言葉にも取り扱い免許があったらいいのになあ

「きついことを言いますが」

「厳しいこと言うけど」

「あえてこういう言い方をしますが」

この手の文言がめちゃくちゃ苦手。ネットで見かけたら回れ右するしリアルだったら聞いた瞬間にメンタルが厳戒態勢に入る。むかしは「こういう話ほどしっかり聴かないと成長しない!」って全部受け止めてたけど全然いい方向にいかなくてしんどいばっかりだったのでやめた。

 

あえて厳しいことを言いたがる人

 

誰かに相談を受けたとき、アドバイスを求められたとき、同じ内容でもいろいろな言い方伝え方がある中で、敢えて厳しい言葉を選びたがる人。それも「相手の言い分にイライラして」とか「サンドバッグ」にしたいとかじゃない。それがいつでも相手のために最善の選択だと信じて「敢えて」選ぶ人。

そんな人がもし自分の周りにいるなら、早めに距離を取ったほうがいいかもれしない。できれば物理的に。

 

厳しい忠告や指摘は劇薬のようなもの。「自己嫌悪」という重大な副作用と不可分のもので、使い方を間違えば毒にしかならないこともある。

 いくらその人のためを思っての言葉でも、

悪いところをズバリ言い当てていても、

加減を知らなければ毒を飲ませているのと一緒。

だから取り扱いは慎重に行うべきだし、使わずに問題解決できるなら、それに越したことはない。

あ、ちなみに暴言や人格否定は劇薬以前の問題な!

 

誰かからのアドバイスが聞いててしんどいなあと思ったら無理しなくていい。だから私はダメなんだとか思わなくてもいい。

いやまあ、自分がダメで自分が悪いのは事実かもしれない。けど、悪いとこを治すにしたってやり方や順序がちゃんとある。それを無視しても良い結果は得られず、自己嫌悪という副作用にただただ苦しむだけ。 だから心を扱う分野にも研究機関や専門家があるわけで。

 

人の話を素直に聴き入れようとするのは素敵なこと。ただ、あなたの相談に応じてくれる人の多くはおそらく、あなたの心の扱い方に関しては素人だろう。そのことを忘れて自分に追い討ちをかけないでほしい。どんな近しい人の言葉でも、どんな自分のための指摘も忠告も、それを上回るほど自尊心をズタボロに傷つけるのなら、もうそれは薬なんかじゃない。毒だ。

身内だとか親しい関係だとか、どれだけ真剣にあなたのためを思っているか、愛しているかなんてのは、知識や資格とはまっっったく関係ない。

 

時間を割いてくれたことと相手の気持ちには感謝しつつ、

相手と自分の心のあいだに低反発クッションを置いておくくらいの気持ちで。

「逃げる自由」って、大人の最大の特権じゃないだろうか

大人になって一番よかったなと思うことがあります。

逃げる自由があるということ。

苦しい時、辛い時、痛い時、

助けを求めることができる。
私の話を聴いてほしいと誰かにお願いできる。話を聴いてくれる人と人間関係をつくることができる。
人と物理的に、精神的に距離をおくことができる。
独立、離婚、退職、転居、自己破産……逃げる権利が認められている。
逃げて、安全なところで体勢を立て直せるというのは、大人の特権なんですね。

子供はそれができません。自分で自分を救う術を知りません。手段も持ちません。
だから、大人が手助けしなきゃいけない。
子供がいつでも逃げられるような知恵をさずけたり手ほどきをしたりするのは、大人の責任であり義務。

自分にいつか子供ができたら、我が子の最後の逃げ場になれる親でありたい。そう思います。

【人の話が】覚えているのは、あの親指だけ。【聞けねえ】


同じ自閉症スペクトラムという障害でも、
何に一番困っているかは千差万別です。

私の場合、深刻な困り事のひとつとして

集中力が分単位で途切れる

というのがありました。
小さい頃から、頑張っても頑張ってもすぐ意識がどこかに行ってしまうのです。

授業や仕事では真面目に聞きたくても不真面目とかぼーっとしてると評価され、プライベートでは話を真剣に聞いてない=私のことなんかどうでもいいのね!と受け取られる。
違うんです!!相手が大事か大事じゃないかでコントロールできるもんじゃないんです。確かにあなたのことはどうでもいいですけど原因はそこじゃないんです!!

だってこの集中力の無さ、好きなことに対してもそうなんですから。
映画は一度じゃ話が頭に入らないし、てか2時間も集中し続けてるのとか無理だし、
アニメやドラマ見ててもすぐ「えっえっ、今のどういうこと!?」ってワケわかんなくなる。

よく発達障害者のエピソードで「他のことは全然覚えないのに好きなことだけはよく覚えてる」ってあるじゃないですか。

私の場合は、好きなことの中の本当に好きな部分しか頭に残らない。
例えるなら、ターミネーター見た直後に感想言おうとしたらアイルビーバックしか記憶に残ってない。どんな話か訊かれてもあらすじを説明できない。めっちゃ興奮しながら見たはずなのに。
覚えているのは、沈んでいく親指だけ……

そんなぽんこつな記憶力のまま騙し騙し高校大学を出て就職し、なんやかんやありまして、
努力でどうにもならないことを悟り、薬の力を借りることに決めました。

で、服薬を続けている今はというと。


どうでもいい話が耳に入る!!!
どうでもいい部分もざっくり記憶に残っている!!
聞き流してても頭に入ってくる!!
「とりあえずちゃんと聴こう」って意識するとあとは勝手に入ってくるんですよ……どうでもいい情報が……
いがくのちからってすげー!!!

そんなわけで、普通に話が聴ける程度の能力を手にした私は、その喜びを日々噛み締めながら、今日も母の愚痴に神妙な顔で相槌を打つのでした。
おかんのどうでもいい話……しかと胸に刻みつけたぜ👍👍

当ブログについて

はじめましてこんにちは。
ブログ主です。

このブログは、自閉症スペクトラムという発達障害を持つ一人の人間が、とりあえずちゃんと生きていくことを目標に、「こういう人間がいる、いた」ということをありのままに発信していくブログです。

【プロフィール】
20代後半、女性
発達障害自閉症スペクトラム)持ち、
精神障害者福祉手帳3級。
思いつくままに書くことと話すことが好き。飽き性で忘れ物クイーンで遅刻魔。
コンサータ54mg服用中。

好きなもの
カレー、いちご、日本茶、ワイン、お金、寝ること、私に優しくしてくれる人ほか

嫌いなもの
きゅうり、牛乳、努力、忍耐、人付き合い、しんどいこと、ペースを乱されること、私に厳しい人

行ってみたい国
フィンランド、ロシア、イギリス

【やめてほしいこと】
・誹謗中傷
・投稿内容の無断転載・引用/自作発言
・ブログの内容を真に受けること

2018.04.25